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KYKブランドを守るベテラン社員に聞いた、アナログ脱却の舞台裏

株式会社曲田商店

KYKブランドを守るベテラン社員に聞いた、アナログ脱却の舞台裏

関西エリアを中心に「とんかつKYK」などを展開する株式会社曲田商店様。前回の本部編では、従業員を大切にするための社内改革、その一端としてのIT投資を決断するに至った背景をご紹介しました。

そのバトンを受け取った現場の最前線では、一体なにが起きていたのでしょうか。今回は、手に馴染んだアナログ運用からデジタルへ移行していった舞台裏について、店長の初元さん、SVの松下さん・伊藤さんにお話を伺いました。(2025/12取材時)

前回の記事はこちら:「KYKブランドを守り抜くための、攻めの選択」

「変わるならやってみたい」店長/SVがデジタル化の推進者になった理由

「はたLuck」の導入前、現場ではどのような運用だったのでしょうか?

伊藤さん
伊藤さん

僕は完全にアナログ人間だったので、ずっと手書きでシフト作成をしていましたね。その時はそれが普通だと思っていたので、「不便だ」とすら感じていませんでした。泥臭く動いていくのが「現場の仕事」だと思い込んでいた節もあったかなと思います。

いま振り返ってみると、やっぱりどこかで現場の人が無理をして、少しすり減りながら店舗を運営していたのかもしれません。

松下さん
松下さん

私もクルーに「何日までにシフト出してね」と声をかけて回るのが日常でした。シフト表に手書きで線を引くのにものすごく時間がかかっていたのですが、大変だと思いつつ、「そういうもの」だと思っていました。でも、営業時間の合間に作業をするのはやはり大変で。

そんなときに「はたLuck」のテスト導入を私が担当する店舗で行う、という話を聞きました。

手に馴染んだやり方から変えるのは大変だったかと思うのですが、実際に本部からデジタル化を進める話を聞いたときは、どのような気持ちでしたか?

初元さん
初元さん

私は当時、副店長という立場だったのですが、横目で店長が「はたLuck」の初期設定をしているのを見て、正直「手間っぽくて大変そうだな…」と思っていました(笑)

そこから、実際に店長としてさわる立場になった今思うのは、やっぱり初期設定は大変なんですが、それさえ乗り越えてしまえばとても楽ができるということです。後々楽ができるなら、全然アリだなと思いました。

初元店長はもともと、松下SVと同じ店舗で働いていたそうです。
伊藤さん
伊藤さん

僕の場合は、「はたLuck」を導入するとなった3月のタイミングで、社内に「DX委員会」という組織ができまして。なんと、これまでアナログ人間だった僕が委員長をさせていただくことになったんです(笑)

もともと、新しいことに取り組むのはあまり抵抗がない方ではあったのですが、いざ本格的にデジタルに携わってみると楽しくて。苦手意識を持っている人もいるかとは思いますが、自分の成長に繋がっている実感もありますし、あのとき一歩踏み出してよかったなと思っています。

中長期的に得られるメリットや、ご自身の成長に着目してくださったんですね!

松下さん
松下さん

スタッフの方も、若い方は特にデジタルネイティブなので、知らず知らずのうちに操作に慣れていってくれています。苦手な方も、最初は根気強く呼びかけることが必要ではあるのですが、「会社のツール」として導入したものなので使用頻度も高く、徐々に慣れていってくれているのかなと思っています。

直接会わなくても、伝えたいことが伝わる

実際に「はたLuck」を業務で活用してみて、どんな変化がありましたか?

松下さん
松下さん

シフト作成はかなり楽になりましたね。これまでは何回か言わないと期日までに全員のシフト希望が揃わなかったのですが、「はたLuck」はシフト提出の開始・締切を自動でアナウンスしてくれるので、催促をする必要がなくなりました。個別の催促なしで全員シフト希望が揃ったときは、ちょっと感動しましたね。

店長業務の手間を減らせたようで何よりです!曲田商店様はコミュニケーション機能も利用されていますが、そちらはどうでしょうか?

初元さん
初元さん

連絡を流し見されることが減ったように感じます。もともとLINEのグループチャットを使って業務連絡をしていたのですが、LINEだとやはりプライベートのメッセージに紛れてしまうし、次から次へと話題が移り変わっていくので、大事な情報が埋もれてしまうんですよ。

「はたLuck」の連絡ノート機能は、情報がカテゴリーごとに蓄積されていきますし、誰が見たかが分かるので便利ですね。投稿に対してコメントで質問をもらうこともあるんですが、「あ、ちゃんと読んでくれているんだな」と感じます。

伝えたいことが伝わる、そんな環境になってきたということですね。

データから見える「働きやすさ向上」の成果

「はたLuck」導入前から運用していた「褒めカード」も星を贈る機能に移行されたと聞きました。デジタル化したことによってどんな変化がありましたか?

小林さん
小林さん

びっくりするほど、送りあう数が増えましたね。紙のカードを使っていた頃に比べると、2倍近くになっているんじゃないでしょうか。

2倍ですか!ものすごい量ですね。

小林さん
小林さん

以前は、「ありがとう」を言葉で伝えにくいときに直接カードを渡す運用だったんです。ただ、なかなか浸透しなくて…。手書きで毎回書くのも、地味に工数がかかりますしね。

「はたLuck」の星を贈る機能は、同じ内容で運用ができることに加えて、複数人に同時に感謝を伝えることができますし、何よりデジタル化されたことで気軽に送れるようになったんじゃないかなと思います。

「在庫がすごく余って大変でした…(笑)」と当時を振り返る小林さん
初元さん
初元さん

私も、カジュアルに人を褒めることができる良い機能だなと思います。実は以前、接客のロールプレイング大会で優勝したときに社長から星をもらったんです。とても驚いたのですが、自分の頑張りを見てくれているんだなという嬉しさを感じましたね。

私は普段、スタッフに直接「ほんまありがとう!」と言ってしまうタイプなんですが、デジタルで褒められるのも、別の温かさがあるなと思いました。

社長からいただくなんて、素敵な経験でしたね!当初の導入目的は「従業員を大切にすること」でしたが、目に見える効果は現れているでしょうか?

原田さん
原田さん

はい、徐々に現れてきていると思います。

「はたLuck」を導入する前後半年のデータを比較したところ、全体の離職率がやや改善しているという結果が出ました。 定着率の基準となる「12ヶ月以上働いて円満退職された方」を除外して厳密に計算した場合でも、0.5%ほどではありますが、それでも確実によくなってきていると感じます。

何より、飲食業界で大きな課題とされる「1年未満の早期退職者」が大幅に減少しているのは大きいですね。「はたLuck」をよく活用してくれている店舗では早期退職者が0%で推移しているところもあり、何らかの効果があるのではないかと思っています。

業務負担が改善され、働きやすくなったことの証明なのかもしれませんね!

デジタルとともに作り上げていく、曲田商店の次なる「おもてなし」

業務がデジタル化されたことで、少しずつ変わってきた実感があるのではないかと思います。最後に、個人として / 店舗としてこれからチャレンジしたいことを教えてください。

初元さん
初元さん

はい、私はお客様を増やしていくための「クリエイティブ」にチャレンジしていきたいなと思っています。もともとデザインの勉強をしていたので、販促POPを作ることが好きなんです。販促を通じて、お客様やテナント入居先の施設様とwin-winな関係を築いていけたらなと考えています。

伊藤さん
伊藤さん

僕は、店舗の垣根を超えて「東海地区」という一つのチームとして、誰がどの店に行っても活躍できる環境を作っていきたいですね。

営業部や総務部と相談しながらではありますが、これからのKYKを担っていく若い方のモチベーションを上げるために、給料面や働きやすさも含めて、東海地区から新しい可能性を探っていきたいと考えています。

松下さん
松下さん

私は、社員とアルバイトさんが同じように活躍できるような仕組みづくりをしていきたいです。特にアルバイトさんの戦力化ですね。

業務改善を進めて「社員しかできない仕事」を減らしていけば、アルバイトさんたちだけでも自信を持って店を回せるようになると考えています。そうすれば、社員も有給を取りやすくなるし、次のステップへ進むことができます。時間はかかりますが、この仕組みづくりを進めていきたいですね。

関わるすべての皆さまに価値を届けたいという素敵な想いが伝わってきました。これからも「人を大事にする」曲田商店様をご支援させてください!

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