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店舗数の拡大に伴う、サービス品質の壁。 情報共有で育むクルーの自主性と高倉町珈琲の品質。

店舗数の拡大に伴う、サービス品質の壁。 情報共有で育むクルーの自主性と高倉町珈琲の品質。

ポイント

  • 株式会社高倉町珈琲

「ホテルのロビーラウンジのような空間」をコンセプトに、全国で約40店舗の珈琲レストランを展開する高倉町珈琲様 。こだわりのコーヒーと、ふわふわのリコッタパンケーキを求めて、今日も多くの方が足を運びます。

しかし、事業が拡大していく裏側で、アナログな管理体制や企業理念の浸透といった課題も感じていたといいます 。課題解決のために導入したのが、サービス業で働く人の「楽しさ」を支えるコミュニケーションアプリ「はたLuck」でした。

導入後にどのような取り組みを行ったのか、また現在感じている変化について、営業企画部の吉川さん・名雲さん、そして大宮店で店長を務める鷺谷さんにお話を伺いました。

  • 事業内容 :レストラン経営
  • 従業員数 :1,300名(2024年5月時点)
  • 利用職場数:25
  • 利用機能 :はたLuck アプリ
課題
  • ・会社が掲げる理念と現場の運用に乖離があった
  • ・責任者に中途入社の方が多く、前職のやり方が混在。高倉町珈琲としてのサービス基準が曖昧になっていた
  • ・店舗勤務のクルーに情報が届くまでにタイムラグがあった
決め手
  • ・「お知らせ」機能を活用し、会社の理念やお客様の声など、大事な情報をクルーの手元に直接届ける
  • ・「学習する」機能を活用してアプリ上にマニュアルを公開。場所を選ばずに自ら「高倉町珈琲品質」を学べる環境を構築
  • ・クルーに情報発信を任せることで、店長とクルーによる双方向のコミュニケーションを推進
効果
  • ・一人ひとりに直接情報を届けることで、情報伝達のスピードと確実性が向上
  • ・情報のタイムラグがなくなることで、クルーが本部や店長と同じ目線で考えられる土台を構築
  • ・クルーの当事者意識が醸成され、コミュニケーションが活発化。質問が飛び交うなど能動的な行動が増加
  • ・自ら学べる環境によりクルーの学習意欲が開花。高倉町珈琲品質の浸透が加速
  • ・情報へのアクセスやシフト提出の容易さなど、働きやすさの変化により出勤回数が増加

お客様の笑顔のために。営業部時代に現場で感じたもどかしさ

営業企画部は今年に立ち上がった部署だと伺いました。どのような取り組みをされているのでしょうか?

名雲さん
名雲さん

私たち営業企画部のミッションは、お客様にとっての「優しい接客」と「美味しさ」にこだわり、40店舗を「良い店舗の集合体」にすることです。店舗数が増えてきたからこそ、高倉町珈琲らしさとは何か、ある程度の基準を設けて伝えていく取り組みを行っています。

営業部として現場に出ていた頃に感じた課題が、営業企画部での業務に繋がっていると伺いました

吉川さん
吉川さん

そうですね、前の役職のときから、会社の理念と現場での表現がミスマッチを起こしている、ずれているなと強く感じていまして、どうやって穴埋めしていくかが課題でした。今まさに営業企画部として取り組んでいる最中になります。

本部と現場のギャップを感じた、と

吉川さん
吉川さん

以前、私がある店舗ヘルプに入ったときのことです。お客さんから「レモンスカッシュをもっと酸っぱくしてほしい」というご要望があったんです 。酸っぱくする材料があることは知っていたので、現場のリーダーに「できますか?」と尋ねたところ、「マニュアル通りにしかできません」と、きっぱり断られてしまって…

マニュアルにないことはやらない、という感じだったんですね

吉川さん
吉川さん

はい。お店ごとの対応の違いがクレームに繋がってしまうこともあるので、そこを心配したんじゃないかなと思います。会社としては「お客様が喜んでくれるなら、やってあげればいいじゃないか」と思いつつ、私が立場を使って「やってあげて」と言うのも違う。すごくもどかしかったですね。この埋めがたいズレはどうすればいいんだろうかと…

「お客様が本当に望んでいることを提供したくて、高倉町珈琲に入社したんです」と話す吉川さん
名雲さん
名雲さん

高倉町珈琲には、創業者である横川会長の理念に共感して入社してくれた中途の社員が多いんです。だからバックグラウンドは本当に様々で。

気持ちを持って入っていただいた分、私たちの強みになっている一方で、時として前職のやり方に引っ張られてしまいサービス基準がバラけてしまう。難しいなと思います。

吉川さん
吉川さん

会社としては、マニュアルで縛るのではなく、一人ひとりがお客さんのことを考えながら行動できる組織にしたいと考えています。何かないかと模索する中で出会ったのが「はたLuck」でした。

伴走者としての寄り添いが決め手に

「はたLuck」はどこで知ってくださったのでしょうか?

名雲さん
名雲さん

最初に知ったのは、シフト管理ツールを探していたときでした。当時は紙で運用していたので、提出されたシフト希望をエクセルに転記する手間やミス、またそもそもシフト希望の紙が集まらないといった店長のストレスを解消してあげたくて。

今の時代、フリーシフトを希望する方が多いので、調整には相当なスキルが必要なんですよね。私自身も店長をやっていたときは、シフトをつくるのが本当に嫌いでした(笑)

そうなんですね(笑)大変さが分かっているからこそ、こだわって探されたのかなと思うのですが、最後に「はたLuck」を選んでくださった理由を教えてください!

名雲さん
名雲さん

一番の理由は、我々がやりたいことに対して「一番寄り添っていただけたから」です。何社かご相談させていただいていたのですが、HATALUCKさんからはその姿勢を一番強く感じました。

吉川さん
吉川さん

私とHATALUCKさんと、弊社の人事部の者を含めて「やるしかないでしょう!」と盛り上がったときのことを今でも覚えています。その期待通り、テスト導入時も万全なフォローで、力強く引っ張ってくださいました。

名雲さん
名雲さん

現場は、鷺谷店長がめちゃめちゃ使いこなして引っ張ってくれたんです。何か質問されたときには、「私よりも鷺谷店長に聞いて!」って伝えてましたね。

吉川さん
吉川さん

HATALUCKさんとは、会社としての思想が近いからなのかもしれませんが、一緒に並走して走ってくれている感覚が強いです。安心して導入できました。

「考えて動くために」一人ひとりに直接届く情報発信

実際に「はたLuck」はどのように活用されたのでしょうか?

吉川さん
吉川さん

シフト管理はもちろんですが、今では「お知らせ」や「学習する」といった機能も活用して、高倉町珈琲のサービス品質を高めていく取り組みをしています。

例えば「お知らせ」では、新メニューの情報やお客様からの声、最近では横川会長のメッセージも全クルーに向けて発信しています。これまで店舗にメールで送っていた内容をそのまま切り替えた形ですね。一人ひとりのスマホに直接情報が届くので、伝わるスピードと確実さはかなり向上しました。

名雲さん
名雲さん

他にも「学習する」を使って動画マニュアルを共有したり、「トーク」を使って各店舗の状況を把握したりしています。実際に店舗に行くと「名雲さん、この前これ流してくれてましたよね」って声をかけてくれるんです!見てくれていないと絶対に生まれない会話なので、それが本当に嬉しくて…。ちゃんと見てくれているんだな、と実感しますね。

自分が取り組んだことにリアクションがあると、次もまたやろうという気持ちになりますよね。素敵なエピソード!

名雲さんは、FC店舗での店長を経験した後に高倉町珈琲へ入社されたそう

「分からない」が減ったことで、コミュニケーションが活発化

情報共有がスムーズになったことで、どのような変化がありましたか?

名雲さん
名雲さん

私はSV(スーパーバイザー)も経験してきたんですが、店舗に行かなくても「はたLuck」を通じてリアルな情報が拾えるようになったことは大きい変化ですね。以前は店舗ごとにLINEのグループを作ってやり取りをしていたのですが、店舗内のコミュニティにSVがいると発言しにくくなるかなと思って、私は参加を遠慮していたんです。でも「はたLuck」は公式ツールなので、逆に入ってみようかなと。何気なしだったんですが、自動的に情報が流れてくることで臨店した際にゼロから情報を集める必要がなくなって、スムーズに話に入れるのでとてもありがたかったですね。

現場の最前線にいる鷺谷店長から見て、クルーの皆さんの様子に変化はありましたか?

鷺谷さん
鷺谷さん

そうですね、良い変化が色々とありました。1つは動画マニュアルが共有されるようになったことで、クルーが好きな時間に学べるようになったことです。予定があって店舗での調理講習会に参加できなかった方も、動画を見てポイントは押さえられるようになりましたし、動画だけでは分からないことを聞いてくれるようにもなりました。事前にある程度知識が入った状態で教えられるので、教えやすさはかなり変わりましたね。

鷺谷さんはなんと、高倉町珈琲の新卒第一号なんだとか

弊社調べだと、ある調理動画の視聴回数は33,000回を突破していました。一人あたり25回、なかなか見ない数字です!

名雲さん
名雲さん

それだけ調理が難しい、ということですね(苦笑)。ですがクルーの意欲の現れだと思うと、嬉しいです。キッチンだけではなくフロアのクルーも見るようになって、全体的に学習のハードルが下がったのを感じます。フロアは料理を提供する前の最後の砦ですから、お互いの仕事を知るという意味でも、良い相乗効果が生まれているなと感じますね。

クルーの皆さんが情報をしっかりキャッチアップしているんですね

鷺谷さん
鷺谷さん

本部からの情報が流れてくる「お知らせ」もしっかりチェックしてくれているので、たまに私が気づいていないことを「店長これ見ました?」ってつつかれることもあります(笑)まずい見てなかった!と思うと同時に、嬉しい変化だなと。

やっぱり情報が直接届くようになったことで、以前よく聞いていた「分からない」という声は減りましたね。変更点をすぐにお客様に伝えられるようになったりしたのも、大きな変化なのかなと思います。

働きやすさがお店への愛着に変化。クルーの意欲を引き出す好循環

「はたLuck」を導入したことで、働き方そのものにも良い影響があったと伺いました

鷺谷さん
鷺谷さん

そうなんです。私が一番嬉しかったのは、シフトの提出期限が守られるようになったことと、シフトに入ってくれる人が増えたことです…!「朝の1時間だけ」という、これまで見なかった短時間のシフトも出してくれるようになりました。1時間だけでも出てくれる人がいるんだという気付きもありましたし、準備の1時間が本当に大事なのでとても助かっています。

情報がすぐ届いたり、マニュアルがすぐ見れたり、働きやすさが変わってきたことで「もっとここで働きたい」という気持ちや、「自分もお店に協力できているんだ」という実感に繋がっているのかもしれないですね。

名雲さん
名雲さん

実は、クルーの募集をかけると毎回大量の応募が来るんです。もともと高倉町珈琲が好きでした、と入社される方が多くて。鷺谷店長の話を聞いていると、今まで引き出しきれていなかった強みの部分が見えてきたんじゃないかなと感じますね。これからが楽しみです。

「エンゲージメント」が向上したことによる良い変化ということですね。さらなるレベルアップが楽しみです!

「もっとこうしていきたい」が沢山あるお二人に、とびきりの笑顔をリクエストしました

目指すのは「自分の言葉で高倉町珈琲を表現できる人」を育てる組織

様々な変化が見えてきましたが、今後どんな組織を作っていきたいと考えていますか?

吉川さん
吉川さん

指示したことをやらせるのではなく、一人ひとりが考えて動ける。そんな組織にしていきたいです。トップダウンのほうが確かに楽なのですが、それだと考えなくなってしまう。その場面で、自分がお客様にして差し上げたいことを考えて判断できる人に育ってほしいです。

そのための判断材料として、本部はこれからも「はたLuck」を通じて色々な情報を流していきます。たくさんの情報の中から自分で好きなものを選んで、それを「高倉町らしさ」として表現してもらえたらいいなと。答えが一つではないことが、クルーや社員の働きがいにも繋がっていくと考えています。

名雲さん
名雲さん

コロナ禍を経て、私たちを取り巻く環境は大きく変わりました。そんな中で、高倉町珈琲がずっと大切にしてきた「ホテルのラウンジのような空間で、ゆったりと過ごしてほしい」という想いが、期せずしてお客さんの「安心感」に繋がったと感じています。私たちは、効率や便利さだけではない価値を大切にしている会社です。マニュアル通りにやるのではなく、お客さんとの会話に自分の言葉で返せる。そんな人を一人でも二人でも増やしていきたいですね。

自分で考えて動く。お二人の想いが、少しずつ体現されてきているように感じますね

組織や人について、楽しそうに語ってくださいました

伴走支援の安心感。デジタルツールへの抵抗感がある企業にこそ使ってほしい

最後に「はたLuck」をどのような課題を持つ企業におすすめしたいですか?

吉川さん
吉川さん

そうですね…「人と、人の生み出す価値」を大事にしている会社でしょうか。HATALUCKさんはただツールを提供するだけではなく、一緒に並んで走ってくれる存在です。A型からA型へ輸血をするように、会社の理念がHATALUCKさんと似ている会社ほど、違和感がないと思います。

名雲さん
名雲さん

私は、アナログからデジタルへの移行に高いハードルを感じている高い企業にこそ勧めたいですね。うちも店長の年齢層が高めなので、最初はアレルギー反応のようなものがあったんです。でも、一度使ってみると「便利だ」ということが分かって。今では、店長どうし電話で教え合ったり、得意な店長に使い方を聞いてみたり、自然にそういうことをしてくれていますね。楽になったという声も聞きますし、現場にとってありがたいツールになっているんだなと、嬉しくなりますね。同じ悩みをお持ちの企業さんにはぜひ試してみてほしいです。

組織は人でできている、人が変われば会社が変わる、ということですね。これからも「人」を大事にされる企業様をご支援していきます!

取材を終えて

改めて、皆様の想いやこだわりが「高倉町珈琲らしさ」に繋がっているのだなと感じる素敵なお時間でした。

吉川さん、名雲さん、鷺谷さん、貴重なお話をありがとうございました!

国立本店にもお邪魔させていただきました

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記事の説明
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  • エンゲージメント
  • 教育・育成
  • 情報伝達/コミュニケーション
  • 従業員:1,001〜2,000名
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「エンゲージメント」が見えるから、意識が変わる。行動するから、現場が変わる。

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記事の説明
  • エンゲージメント
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  • 従業員:2,001名〜
  • ホテル・宿泊施設
  • 外食・レストラン
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