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【無料テンプレート】シフト管理をスプレッドシートで!始め方と管理の手順

シフトの作成に、どのようなツールを使えばよいのか迷ったことがある方は多いのではないでしょうか?

無料で始められ、リアルタイムでシフトを共有できるツールとして便利なのが、Googleスプレッドシートです。関数や共有設定を正しく活用できると、日付・曜日の自動生成や勤務時間の集計を自動化できるだけでなく、複数人でのリアルタイム編集にも対応しています。

本記事では、スプレッドシートでシフト管理を行うメリットを紹介し、実際に使えるテンプレートを無料で公開。さらに、テンプレートの使い方・関数の設定・運用上のトラブル対策まで解説します。

シフト作成にかかる時間を減らしたい方や、これからスプレッドシートでの管理を始めようとしている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

シフト管理をスプレッドシートで行うメリット

ここでは、スプレッドシートをシフト管理に使う際の主なメリットを解説します。導入前の判断材料として確認してください。

無料で始められる

コストをかけずにシフト管理を始めたい場合、スプレッドシートは非常に便利です。GoogleスプレッドシートはGoogleアカウントさえあれば無料で利用することができます。

専用のシフト管理システムは月額数千円から数万円程度のコストがかかるものが多く、小規模店舗やコスト管理が厳しい現場には導入のハードルが高くなりがちです。

その点、スプレッドシートであれば初期費用も月額費用もかからないため、まず試してみたいという段階に適しています。

ただし、無料で使える範囲には限界もあります。運用規模が大きくなるにつれて管理の手間が増えていく点は、あらかじめ理解しておきましょう。

リアルタイムで共有できる

スプレッドシートはクラウド上で管理するため、編集した内容がその場で全員に反映されます。ExcelファイルをメールやLINEで送り合う運用と違い「どれが最新版かわからない」という混乱が起きにくい点がメリットです。

管理者がシフトを更新すれば、アルバイトが次にファイルを開いたときにそのまま最新の状態を確認できます。複数拠点や在宅環境でも同じファイルを参照できるため、拠点をまたいだシフト管理にも対応しやすくなります。

スマホに対応している

GoogleスプレッドシートはiOS・Android両方の専用アプリから閲覧・編集が可能です。PCを持っていないアルバイトでも、自分のスマートフォンからシフトを確認できます。

店舗にいなくても確認・修正できるため、管理者の対応が柔軟になりやすい点もメリットです。ただし、スマートフォンの画面では列数が多いシフト表が見づらくなるケースがあります。スマホでの閲覧を前提にする場合は、設計時に列数を絞るなどの工夫が必要です。

関数によって自動化できる部分がある

シフト管理の作業をすべて手入力で行う必要はありません。日付・曜日の自動入力や勤務時間の合計算出など、繰り返し発生する定型作業は関数で対応できます。

手入力の工程が減ることで、転記ミスや計算ミスが起きにくくなります。基本的な関数をいくつか覚えるだけでも、管理にかかる時間をある程度短縮できるため、関数に不慣れな方もまず使えるものから試してみてください。

スプレッドシートのシフト表形式例


ここでは、スプレッドシートで作れる代表的なシフト表の形式を3つ紹介します。現場の業種や運用スタイルに合わせて選び使用してみてください。

月間カレンダー形式

1ヶ月分の日付を横軸に、従業員名を縦軸に並べた形式です。誰がいつ出勤するかを一覧で把握しやすく、月単位でシフトを組む飲食・小売の現場で広く使われています。

人員の偏りや休みの集中を視覚的に確認しやすい点がメリットです。一方で、1ヶ月分を横に並べると列数が多くなるため、スマートフォンでの閲覧には向かないケースがあります。PCでの管理が中心の現場に適した形式といえます。

週間タイムテーブル形式

1週間の時間帯を縦軸に、曜日を横軸に取り、各コマに従業員名を入れる形式です。何時から何時まで誰がいるかが一目でわかるため、時間帯ごとの人員配置を細かく管理したい店舗に向いています。

ランチとディナーなど時間帯によって必要人数が変わる飲食店との相性が特によく、過不足を視覚的に確認しやすい点が魅力です。ただし週単位で更新する運用が基本になるため、更新頻度が高い現場では管理の手間がかかる場合があります。

ガントチャート形式

横軸に時間帯を取り、各従業員の勤務開始から終了までを帯状に表示する形式です。誰がいつからいつまで働いているかが視覚的につかみやすく、勤務時間の重複や空き時間を直感的に確認できます。

条件付き書式を使ってセルを色で塗りつぶすことで、スプレッドシート上でも再現できます。月間全体の把握よりも、特定の日の人員配置を細かく確認したい用途に向いている形式です。

スプレッドシートでのシフト管理表で使うと便利な機能


ここでは、シフト管理表の精度と使いやすさを上げる機能を4つ紹介します。いずれも特別な知識がなくても設定できるため、ぜひ覚えておきましょう。

関数による自動計算

関数はシフト管理の手間を減らすうえで中心的な役割を担います。COUNTIF関数は、「早番」など特定の文字が入力されたセルの数を自動でカウントできる関数です。例えば=COUNTIF(B5:AF5,”早番”)と入力すると、B5からAF5の範囲に記載された「早番」の数をカウントできます。

SUM関数と組み合わせると月間の合計勤務時間も集計でき、人件費の概算把握にも活用できます。一度設定しておけば月が変わっても数式を組み直す必要がないため、管理の手間を継続的に減らせます。ただし、数式が複雑になるほど崩れたときの修正も難しくなるため、シンプルな構成を保つことが長期運用のポイントです。

プルダウン

データの入力規則としてプルダウンを設定すると、セルをクリックするだけでシフト区分を選択できます。手入力では「早番」と「早」が混在するような表記ゆれが起きやすく、後から関数でカウントする際に集計がずれる原因になります。

選択肢はあらかじめ別シートに一覧として定義しておくと、後から変更する際に一括で修正可能です。アルバイトが自分でシフト希望を入力する運用にする場合も、入力形式をプルダウンに統一しておくと転記ミスを防ぎやすくなります。

条件付き書式

条件付き書式は、特定の文字や数値に応じてセルの色を自動で変える機能です。設定することで、シフト表全体を目で見て確認する作業がしやすくなります。

土曜・日曜・祝日の列に色をつける、7連勤以上の日をハイライトするといった使い方が代表的です。ルールは複数設定でき、優先順位も指定できるため、複合的な条件にも対応できます。ただし設定が増えすぎるとファイルが重くなる場合があるため、本当に必要な箇所に絞って使うのが適切です。

編集権限の制限

スプレッドシートでは、ファイル全体の共有設定とは別に、特定のシートやセル範囲ごとに編集権限を設定できます。管理者だけが変更できる集計欄や関数セルを保護しておくと、アルバイトの誤操作による数式崩れを防ぎやすくなります。

権限は「閲覧のみ」「コメント可」「編集可」の3段階から選べるため、役割に応じた設定が可能です。共有リンクを発行する際は「リンクを知っている全員が編集可」になっていないかを必ず確認してください。意図せず全員が編集できる状態になっているケースは少なくありません。

スプレッドシートによるシフト管理の手順

では実際にシフト管理表を作る手順を順番に解説します。初めて作る方はステップに沿って進めてください。

テンプレートを準備する

シフト表はゼロから作り始める必要はありません。前項で紹介した3つ形式のテンプレートから、自店舗の運用スタイルに合ったものを選び、ダウンロードしてください。

画面左上の「ファイル」から「コピーを作成」を選択すると、自分用のファイルを作成できます。


あとは従業員名・シフト区分・時間帯など自店舗の形式に合わせて項目を修正すれば、すぐに使い始められます。最初にレイアウトを固めておくと、後から列や行を追加する手間を減らせます。

曜日と日付を入力する

日付と曜日は手入力ではなく、関数で自動生成するのが基本です。月間カレンダー形式の場合はDATE関数を使うと便利です

DATE関数は=DATE(年, 月, 日)という構成になっており、例えばL1セルに年、P1セルに月を入力した場合=DATE($L$1,$P$1,1)と入力すると「L1の年・P1の月の1日」を自動で表示できます。

2日目以降は例えば1日の日付をB3に入力した場合=B3+1のように、前日のセルに1を足していくことで、月末まで連続した日付を生成できます。

週間タイムテーブル形式の場合は、例えば週の開始日をB2セルに入力した場合、=B2+1、=B2+2と足していくことで各曜日の日付を展開できます。翌週への切り替えはB2の日付を書き換えるだけで完了します。

CHOOSE関数とWEEKDAY関数を組み合わせると、日付に対応する曜日を自動で表示できます。例えば日付がC3セルに入力されている場合、以下のように入力すると、B3セルに記載された日付に対応する曜日が表示されます。

=CHOOSE(WEEKDAY(C2,2),”月”,”火”,”水”,”木”,”金”,”土”,”日”)

年月や週の開始日を変えるだけでカレンダーが切り替わるよう設計しておくと、毎月・毎週の更新作業を大幅に減らせます。

従業員名を入力する

シフト表を作る際には、A列(または1行目)に従業員名を入力し、名前の並び順は固定しておくと管理しやすくなります。入退職があった際に行や列を削除すると数式が崩れる場合があるため、非表示にする運用が安全です。

従業員が多い場合は、雇用形態やポジション別にグループ分けして並べると視認性が上がります。また、名前の表記は「田中」「田中さん」のようにゆれが生じないよう統一しておいてください。後から関数でカウントする際に不一致が起きる原因になります。

個別シフトを割り当てる

シフトを作成する際には、各セルに「早番」「遅番」「公休」などの記号やテキストを入力してシフトを割り当ててください。このとき、プルダウンで選択できるようにしておくと、入力ミスや表記ゆれを防ぎやすくなります。

シフト区分ごとに条件付き書式で色分けすると、全体のバランスを視覚的に確認しやすくなります。割り当て後は、特定の従業員の連勤日数や休日数を目視でチェックする工程を必ず設けてください。

勤務時間を集計する

シフトを割り当て終えたら、集計の仕組みを整えましょう。COUNTIF関数を使うと、従業員ごとの出勤日数やシフト区分ごとの人数を自動で算出できます。

出退勤時間を入力する形式の場合は、終了時間から開始時間を引くことで勤務時間を計算できます。指定した範囲の数値を合計する「SUM関数」で月間の勤務時間を集計すれば、人件費の概算把握にも活用可能です。

数式を右や下にコピーする際は、参照先のセルがずれないよう絶対参照($マーク)を適切に使わなければなりません。例えば「$B$1」のように$をつけたセルはコピーしても参照先が固定されます。コピー後は必ず結果を確認してください。

スプレッドシートによるシフト管理で起きやすいトラブル


ここでは、スプレッドシートでシフト管理を運用する中で起きやすいトラブルを解説します。事前に把握しておくことで、対策を講じやすくなります。

連続勤務の超過を見落とす

スプレッドシートには自動アラート機能がないため、7連勤以上になっていても気づかないまま確定してしまうことがあります。労働基準法では使用者は週に1日以上の休日を与える義務があるため、連続勤務の放置は法令違反につながるリスクがあります。

条件付き書式で連続勤務が続くセルに色をつける設定をしておくと、目視でのチェックを補助しやすくなります。設定が難しいと感じる場合は、シフト確定前に連続勤務を確認する工程を運用ルールとして別途設けておくことでリスクを回避できます。

シフト変更の反映漏れが起きる

急な欠勤や交代が決まった際、口頭やLINEでのやり取りだけで終わり、スプレッドシートへの反映を忘れるケースがあります。シフト表が実態と乖離した状態が続くと、人員確認や給与計算の際に誤りが生じやすくなります。

変更があった際はスプレッドシートへの記録をルール化し、更新した人と日時をコメント欄に残しておきましょう。なお、Googleスプレッドシートの「変更履歴」機能を使えば過去の状態を確認できるため、いつ誰が変更したかを後から追うことも可能です。

複数人編集による上書きが発生する

複数人が同時に同じセルを編集すると、後から保存した内容で上書きされ、片方の入力が消えてしまうことがあります。月初のシフト作成期間中に複数の担当者が同時にスプレッドシートを編集することがある場合には、特に注意が必要です。

編集者を一人に限定するか、担当範囲(行・列)をあらかじめ決めておくことでリスクを減らせます。万が一誤って上書きしてしまった場合は、「変更履歴」から以前の状態に復元できるため、操作方法をあらかじめ確認しておくと安心です。

個別連絡の負担が必要になる

シフトが確定しても、スプレッドシートには通知機能がありません。そのため「確定しました」という連絡を管理者が個別に行う必要があります。

従業員数が多いほど一斉周知や確認の手間が積み重なりやすいため、連絡はできるかぎりシンプルな方法を選びましょう。連絡にかかる負担が大きいと感じるようになったタイミングが、専用ツールの検討を始めるサインです。

シフト管理専用ツールへの切り替えを検討するタイミング


ここでは、スプレッドシートから専用ツールへの切り替えを検討すべき状況を解説します。現在の状況と照らし合わせながら確認してください。

従業員数が増えてきたとき

従業員が10名を超えてくると、シフト表の行数・列数が増え、全体の把握に時間がかかるようになります。スクロールしなければ全員分が見えない場合に起きやすいのが、確認漏れや記載漏れといったミスです。

人数が増えるほど、希望収集・割り当て・確認の各工程にかかる時間も比例して伸びていきます。「管理に費やす時間が以前より明らかに増えた」と感じるようになった時が、ツールの切り替えを検討するひとつの目安です。

シフト変更の頻度が高くなってきたとき

当日欠勤や急な交代が週に何度も発生する現場では、そのたびに手動でシフト表を修正しなければなりません。変更のたびに関係者へ連絡し直す手間も加わると、管理者の対応負担が大きくなります。

スプレッドシートには変更を記録・通知する仕組みがないため、最新の状態を全員が把握し続けることが難しくなっていきます。変更対応に追われて本来の業務に集中できない状況が続くようであれば、仕組みの見直しを考えるタイミングです。

シフト希望の収集に手間がかかると感じるようになったとき

LINEや紙でシフト希望を集め、スプレッドシートに手入力する二度手間が常態化しているケースは少なくありません。希望の転記ミスが発生すると、従業員との認識のずれが生まれ、トラブルにつながることもあります。

収集・転記・確認の工程をそれぞれ別のツールで管理していると、情報が分散して追いかけるだけで時間を取られます。希望収集から反映までをひとつの流れで完結できる環境があれば、こうした手間はまとめて解消可能です。

人件費の把握が後手に回っているとき

シフトと勤怠・給与計算が別々のファイルやツールで管理されている場合、月末にならないと人件費の全体像が見えないことがあります。予算オーバーに気づいたときにはすでに調整が難しい状態になっていることも多く、コスト管理の精度が下がる原因のひとつです。

スプレッドシートでも計算式を組めば概算は出せますが、実績との照合を毎月手作業で行うのは負担が大きくなります。シフトと人件費をリアルタイムで連動して把握できる環境があると、月の途中で配置を調整するなど先手の判断がとりやすくなります。

「はたLuck」でできるシフト管理

はたLuck

ここでは、シフト管理に関わる課題を解消するツールとして「はたLuck」でできることを紹介します。スプレッドシート運用の限界を感じている方は参考にしてください。

シフト希望の収集と反映

はたLuckでは、アルバイトが個人のスマートフォンからシフト希望を提出でき、管理者側はその情報をそのままデータとして確認できます。LINEや紙で集めてスプレッドシートに転記する工程がなくなるため、収集ミスや転記の手間を減らしやすくなります。

希望の収集から確認までが一つの仕組みの中で完結するため、ツール間の情報分散が起きにくい点も特徴です。ただし、ツールを導入するだけで運用がすぐに整うわけではありません。従業員への案内や初期設定に一定の準備が必要な点は、あらかじめ見込んでおいてください。

職場内コミュニケーションの可視化

はたLuckには、感謝を「星」で贈り合える機能があります。誰がどんな行動をしたかが職場内で見えるようになることで、孤立や誤解が起きにくい空気作りが可能です。

精神論で「仲良くしよう」と呼びかけるより、良い行動が職場の全員が自然と見える仕組みを整えるほうが、現場の雰囲気は変わりやすい傾向があります。コミュニケーションの状態を定量的に把握できるため、離職リスクの早期発見にも役立てられます。

マニュアルの一元管理

はたLuckを使うと、既存のマニュアルを動画やPDFの形式でスマートフォンからいつでも確認できます。「人によって教え方が違う」という状況を減らし、新人教育のばらつきを抑えられます。

オペレーション変更があった際も、口頭連絡だけに頼らずデジタル上で共有できるため、古いやり方が現場に残り続けるリスクを低減できます。教育の仕組みが整うことで、ミスやクレーム対応に追われる時間を減らし、現場の安定につなげやすくなります。

職場環境の定期サーベイ

はたLuckでは、2ヶ月に1回・9問のチェックで職場単位の状態を定量的に把握できるプログラムを提供しています。アルバイトはスキマ時間にスマートフォンから回答でき、店長さんや本部社員は結果をデータとして確認できます。

ただし、アンケートは実施して終わりにしてしまうと、課題が積み残されるだけになるケースも少なくありません。はたLuckでは改善の方向まで一緒に確認できる点が、やりっ放しを防ぐうえで役立ちます。感覚や勘に頼らず、データをもとに職場改善のサイクルを回したい場合におすすめです。

まとめ

スプレッドシートは無料で始められ、リアルタイム共有や関数による自動計算など、基本的なシフト管理の要件を十分に満たせるツールです。導入コストをかけずにシフト管理を整えたい現場にとって、まず試す価値のある選択肢といえます。

一方で、従業員数の増加やシフト変更の頻度、希望収集の手間など、運用規模が大きくなるほど管理コストが増えやすい面があります。「管理に時間がかかりすぎている」「ミスが繰り返される」と感じるようになったタイミングが、専用ツールを検討するサインです。

はたLuckのような専用ツールを活用することで、シフト管理の効率化にとどまらず、職場環境の改善や離職リスクの低減にもつなげられる可能性があります。スプレッドシートでの運用に限界を感じている方は、次のステップとして検討してみてください。

店舗DXコラム編集部

HATALUCKマーケティンググループのスタッフが、記事の企画・執筆・編集を行なっています。店舗や施設を運営する方々向けにシフト作成負担の軽減やコミュニケーション改善、エンゲージメント向上を目的としたDXノウハウや業界の最新情報をお届けします。

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