
「複数店舗のシフト作成が店長頼みになっていて、残業時間が長くなっている…」
「LINEで集めた勤務希望を手入力するのに時間がかかり、なかなか作成に進めない」
シフト管理の仕組みを変えたいと考える担当者にとって、ツールの選択肢の多さはかえって頭を悩ませる要因になっていないでしょうか。
最も一般的な「SaaS型シフト管理システム(Software as a Service)」は、クラウド上でシフト管理に関する業務を一括で行うことができるサービスです。
導入で得られる効果は大きい一方、業態や規模、現場のITリテラシーによって最適なツールは変わってくるため、選定を誤ると「負担が減らずコストばかりかかってしまい、結局Excelでのシフト管理に戻った」というケースも珍しくありません。
本記事では、SaaS型シフト管理ツールを選ぶ際に知っておきたい判断基準と、主要10サービスの特徴、導入で失敗しないためのポイントを解説します。自社に合ったシフト管理ツールを選び、現場の負担と店長の属人化を同時に解消するためのヒントになれば幸いです。
—–
※本記事では、SaaS型シフト管理システムの選定基準とタイプ別の主要サービスを比較しています。シフト作成を外部に出す判断基準を知りたい方、継続的な委託の契約形態を知りたい方は以下の関連記事をご覧ください。
▼関連記事:シフト作成は外注すべき?|失敗しないための判断基準と選び方
▼関連記事:シフト作成の委託で失敗しない契約形態・選定基準・運用設計
—–
目次
SaaS型シフト管理システムを検討する現場が抱える共通課題
シフト管理システムの導入を検討する前に、まず規模や業種に関係なく見られる2つの共通課題を解説します。これらの課題に該当する場合には、シフト管理システムを導入するタイミングといえるかもしれません。
シフト作成業務が属人化している
シフト表は、作成担当者以外は修正・更新できない状態になっている場合がほとんどです。
これは、Excelのマクロや関数、スタッフ個別の勤務条件メモ、暗黙のシフトルールなど、シフト作成に必要な情報のすべてが作成者の頭の中にあるためです。
1人で作成完了するメリットがある一方で、このような状況下では、仮にシフト作成担当者が退職・異動した場合に、後任の担当者が「イチから覚えていく」という事態になりかねません。
労働政策研究・研修機構の調査(2024年)でも、人手不足対応の中で「業務の属人化解消」がサービス業の重要課題として挙げられており、シフト作成はその典型例といえるでしょう。
▼参照:独立行政法人労働政策研究・研修機構「人手不足とその対応に係る調査」(2024年)
法令遵守のための確認作業が追いつかない
シフト作成時に確認すべき法令項目は沢山あります。
例えば、高校生の深夜労働制限、36協定の上限、連続勤務日数などです。そして、これらの法令が改定されるたびに最新の法令に適応しなくてはなりません。
つまり、シフト作成の際には複数の法令を参照しなくてはならないということです。
手作業での確認は、店舗数が増えるほど見落としリスクが高まります。シフトを組んだ後で違反が判明すれば、組み直しの工数だけでなく、法的リスクも抱えることになります。(参照:厚生労働省 労働基準関係法制研究会 報告書)
▼関連記事:シフト作成は外注すべき?|失敗しないための判断基準と選び方
属人化と法令対応という2つの課題は、いずれもシフト作成者個人の頑張りだけでは十分な対策を取ることができません。仕組みとしての対策が重要になるのです。
次の章では、SaaS導入の前に確認しておきたい3つの選定ポイントを整理します。
SaaS型シフト管理システムを選ぶ前に確認すべき3つのポイント

SaaS型シフト管理システムは、国内だけでも数十種類のサービスが展開されています。しかし「機能が多いほうが良い」「価格が安いほうが良い」という単純な比較では、自社に合ったツールを選ぶことは難しいのです。
本章では、SaaS型シフト管理システムを選ぶ前に確認しておきたい3つのポイントを整理します。比較表を眺める前に、まず自社の状況を3つの軸で言語化することが、選定の精度を大きく左右していきます。
業態によって重視すべき機能が異なる
シフト管理の難しさは、業態によって異なります。同じ「シフト作成」でも、制約条件が業態ごとに異なるためです。
・飲食
時間帯別の必要人数とスキル配置が最重要。ランチとディナーで求められるスキルが変わるため、ポジション割当の柔軟性が選定のポイントになる。
・ホテル
フロント・料飲・清掃で勤務形態が異なるため、部署横断の一括管理と36協定チェックが必要になる。
・小売
扶養内上限や未成年の労働時間制限といった個人条件が複雑化しやすく、自動チェック機能の精度が運用の負荷を左右する。
自社の業態を確認し、シフトの特性を踏まえて最優先機能を決めることが、SaaS比較のスタート地点です。各サービスの機能数を比較する前に、この一手間を入れるだけで選定の精度が大きく変わっていきます。
規模によって「選ぶべきタイプ」が異なる
店舗数や管理人数の規模が変わると、現場で起きている課題の質も変わります。規模ごとに優先される課題を見極め、その解決に合うツールを選ぶことが、選定精度を高めるポイントです。
・1店舗・20名以下の場合
希望収集や日々の連絡の煩雑さが主な課題となるため、希望収集の自動化やコミュニケーション機能の使いやすさが選定の軸になる。
・3~10店舗の場合
店舗間のシフト可視化や勤怠管理の不備に対する課題に対応できるツールが必要になる。
・10拠点を超える場合
セキュリティ体制、導入サポート、段階的な規模の拡大が可能なツールが必要になる
規模が変われば、抱える課題も変わります。今の規模で何に困っているかを起点に選ぶことで、機能面での過不足の問題がなくなり、選んだツールが定着しやすくなります。
自社のシフトルールが言語化できているかを確認する
SaaSの初期設定には、自店舗のシフトルールの入力が必要です。
「日曜はベテラン2名以上」「レジ研修済みスタッフを各時間帯に1名」といった条件が店長の頭の中にしかない状態では、どんなツールを入れても設定を進めることはできません。
ただし、ここで注意しておきたいのは、シフト管理アプリを導入する前にルールを完璧にルールを完璧にする必要はないということです。
ツールの初期設定プロセスそのものが、シフト作成ルールの言語化を促す機会にもなります。重要なのは「ルールを書き出せる状態にあるか」を事前に確認し、必要であれば導入支援サポートのあるサービスを選ぶことです。
▼関連記事:シフト作成は外注すべき?|失敗しないための判断基準と選び方
おすすめのSaaS型シフト管理システム10選|タイプ別に比較
SaaS型シフト管理システムを選ぶときに難しいのは、「どこから比較を始めればよいかわからない」という点ではないでしょうか。
ここからは、前章で整理した判断基準をもとに、SaaSを3つのタイプに分けて主要10サービスを紹介します。自社の業態と規模に近いタイプから確認することで、候補を効率よく絞り込むことができます。
多店舗・チェーン向け|一括管理と適正配置に強いSaaS
複数店舗のシフトを本部から一括管理し、店舗間の人員調整やコンプライアンスチェックまでカバーするタイプです。店舗数が3拠点以上あり、シフト作成の標準化や人件費の最適化を本部主導で進めたい企業に向いています。
はたLuck

はたLuckは、サービス業の多店舗運営に特化したオールインワンプラットフォームです。
シフト機能では、曜日・時間帯ごとの予算に応じた「適正シフト」の設定、「シフトパターン」による必要人員の事前設定、近隣拠点との「ヘルプ募集」機能などが利用できます。
特徴的なのは、シフト管理だけにとどまらず、コミュニケーション・業務効率化・HRの3領域の機能を1つのアプリに集約している点です。
多店舗企業での利用実績があり、シフトに関わる業務全体の工数を約70%削減した事例も公開されています。多店舗のオペレーション標準化と従業員エンゲージメントの向上を同時に進めたい企業に適しています。
R-Shift(アールシフト)

R-Shiftは、小売・サービス業の店舗シフトに特化したシフト管理システムです。
AIを活用した最適化アルゴリズムとデータ分析技術を採用し、勤務時間・休日・スキル・従業員同士の組み合わせなど複雑な条件を考慮した自動作成が可能です。
月間シフトを指標化して診断・評価し、改善点を定量的に把握できる機能を備えている点が特徴です。全店舗のシフト状況を一元管理でき、業種・業態に応じてオーダーメイドで設定できる柔軟性が強みといえます。月額10万円〜の価格帯で、中規模以上のチェーン展開企業向けの本格運用に対応するサービスです。
出典:R-Shift
Optamo(オプタモ)

Optamoは、組み合わせ最適化アルゴリズムを応用した勤務シフト表・タスク表の自動作成クラウドサービスです。
スタッフのスキルや契約条件、勤務希望、労働規定などを考慮し、適材適所な人員配置を自動で行えます。
ラインナップは「Optamo for Shift」(勤務シフト最適化)と「Optamo for Task」(日別タスク最適化)の2種類があり、業務の単位や課題に応じて選択できます。
スタッフ専用サイトからの希望申請、応援機能(ヘルプ/募集)、勤怠管理サービスとの連携にも対応しており、シフト作成の属人化と作業負担の軽減を目指す企業に適したサービスです。
出典:Optamo
シェアフルシフト

2024年8月にSaaS型シフト管理サービス「Sync Up」から名称変更されたシェアフルシフトは、自動シフト作成機能を導入したサービスです。シェアフルシフトの特徴は、専用アプリからスタッフがシフト提出・確認・ヘルプ応募を行えるなど、現場スタッフが直感的に操作できる点です。
時間帯ごとの適正人数や人件費を設定し、過不足を確認しながらシフトを作成できます。
労働基準法・入国管理法のアラート機能による法令遵守、他店舗へのヘルプ要請、会社単位・事業所単位でのシフト分析データの出力にも対応しており、パーソルグループの人材知見を活かした多店舗管理に強みがあります。
出典:シェアフルシフト
小規模店舗向け|低コストで始められるシフト作成SaaS
「まずはシフト作成のデジタル化から始めたい」という小規模店舗向けのタイプです。1〜2店舗規模で、まず希望収集や作成業務の効率化を目的に導入を検討する企業に向いています。
oplus(オプラス)

oplusは、基本機能が無料で使えるクラウド型シフト管理サービスです。
シンプルで直感的な操作性が特徴で、ブラウザやアプリからシフトの提出と編集ができます。提出された希望シフトは、シフト管理画面に自動で転記される仕組みです。
料金プランは無料の「スタンダードプラン」(上限100ユーザー)に加え、複数拠点管理や人件費計算に対応する「Proプラン」(月額100円/ユーザー)、勤怠管理機能まで含む「Pro+勤怠プラン」(月額200円/ユーザー)の3種類が提供されています。
初期費用ゼロから始められるため、「SaaS型のシフトツールをまずは試してみたい」と考えている小規模店舗の入口として適しています。
出典:oplus
Airシフト

Airシフトは、リクルートが提供する利用者数は80,000人以上のシフト管理システムです。シフト提出から作成、スタッフとのやりとりまでをツール内で完結できます。
過不足や概算人件費を可視化しながらシフトを作成でき、店舗をまたいだ人員配置の調整にも対応しています。スタッフ向けシフト管理アプリ「シフトボード」と連携することで、スタッフがいつでもどこでもシフトの提出・確認・連絡を行えます。「シフトボード」は2025年12月末時点で累計1,200万ダウンロードを記録しており、デジタル操作に不安があるスタッフでも導入しやすい設計です。
出典:Airシフト
シフオプ

シフオプは、初期費用無料、1ユーザーあたり月額300円で利用できるシフト管理システムです。シフトの基本操作はクリック&ドラッグの2ステップで、Excelのような関数入力は不要です。
コンプライアンスリスクを回避するためのチェック機能を搭載し、36協定違反や未成年の深夜勤務制限などに対してアラートを自動表示します。スマホ・PC両対応で、スタッフはいつでもシフトの提出・確認ができます。
出典:シフオプ
ジョブカン勤怠管理

ジョブカン勤怠管理は、「出勤管理」「シフト管理」「休暇・申請管理」「工数管理」の4機能を、自由に組み合わせて利用できるクラウド型勤怠管理システムです。シフト管理機能では、スタッフからのシフト申請を直感的な画面操作で管理でき、必要人数との過不足を時間帯ごとに確認できます。
シフト管理機能と出勤管理機能が標準で連動しているため、シフトと勤怠を別々のツールで管理する二重入力の手間がなくなります。料金プランは無料プラン(機能制限あり)と有料プランがあり、有料プランは1ユーザーあたり月額200円〜500円(利用する機能数に応じて変動・最低利用料金は月額2,000円)の体系です。シリーズ累計30万社以上の導入実績があり、デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)の対象としても活用できます。
出典:ジョブカン勤怠管理
業種特化型|専門的な勤務体系に対応するSaaS
夜勤・交代制・中抜けシフト・様式9対応など、業種固有の複雑な勤務形態に対応した特化型SaaSです。汎用的なシフト管理とは異なるニーズを持つ現場向けのタイプといえます。
働き方マイスター

働き方マイスターは、セコム医療システムが提供する、看護師の勤務表自動作成と看護配置要件管理に特化したSaaSです。多くの看護師長との協働から生まれたサービスで、シフトを作る上での条件を3段階の優先度(必ず/原則/なるべく)で設定でき、法令遵守とスタッフの働きやすさを両立した勤務表を自動生成できます。
出力できる帳票は、複数書式の勤務表に加え、様式9・病棟管理日誌・週間計画表など豊富にそろっています。さらに、4か月先までの予測勤務表を作成し、看護配置要件の不足を事前に検知する機能も備わっています。スタッフからの希望は専用画面で受け付ける仕組みのため、転記時間とミスの削減につながります。
出典:働き方マイスター
miramos(ミラモス)

miramosは、コニカミノルタが提供する介護施設のシフト作成に特化したAI自動作成サービスです。AIがシフトのベースを自動で作成することで、修正の連鎖が起きにくく、簡単な手修正でシフトを完成できる点が特徴です。
人員配置や加算の要件を満たしているかをチェックする機能を搭載しており、返戻リスクの軽減にもつながります。勤務形態一覧表(様式9)の形式でダウンロードできるため、行政対応の効率化も実現します。
miramosは、職員同士の相性やペア、夜勤専従といった介護現場特有の条件にも事前設定で対応できる介護業界に特化したサービスです。
出典:miramos
タイプ別に候補を絞り込めたら、次に確認すべきは「導入後に現場で本当に使われるか」という視点です。次の章では、SaaS導入を成功させるために事前に確認しておきたいポイントを整理します。
シフト管理ツールの導入で失敗しないために確認すべきこと

せっかくツールを導入したのに「結局もとのやり方に戻ってしまった」という声を聞いたことはないでしょうか。
ツールの機能が優れていても、現場で使われなければ効果は生まれません。
本章では、導入後の定着を左右する2つの確認ポイントを整理します。比較段階で見落としがちな視点をおさえることで、SaaS導入の成功率を高めることができます。
現場スタッフが使いこなせるかを事前に検証する
SaaS選定の段階で最も見落とされやすいのが、「現場スタッフの使いやすさ」です。
管理者側の機能がどれだけ充実していても、希望シフトの提出や確認といったスタッフ側の操作が複雑であれば利用は進みません。
無料トライアル期間中に、ITに不慣れなスタッフに実際に触ってもらうことが、最も確実な検証方法といえます。「ベテランの店長が使えるか」ではなく、「初めてアプリを入れたパートの方が迷わず操作できるか」を基準にすることが重要です。
LINE連携やアプリ対応の有無、画面の文字の大きさ、操作ステップ数なども定着率に大きく影響を与えます。
段階的に導入するか、一斉導入するかを決める
複数店舗・複数拠点で導入する場合、1拠点で先行導入してから横展開する「段階導入」と、全店舗を一斉に切り替える「一斉導入」のどちらを選ぶかも、定着を左右する論点です。
段階導入はリスクが低い一方、拠点間で運用がバラバラになる期間が発生します。一斉導入は初期負荷が高いものの、標準化が一気に進む利点があります。判断の分かれ目となるのは、自社内で導入を推進する担当者の有無です。専任の推進担当を置くことができるのであれば一斉導入が可能になりますが、現場任せの導入となる場合は段階導入の方がリスクが少なく安全です。
中小企業庁の人手不足対応ガイドラインでも、業務改善ツールの導入は「小さく始めて成功体験を積む」ことが定着の鍵として挙げられています。
現場の使いやすさと導入プロセスを設計できると、SaaS導入の成功率は大きく高まります。次の章では、SaaS型シフト管理システムの検討段階でよく寄せられる質問にお答えします。
シフト管理関連のツールについてのよくある質問(FAQ)
SaaS型シフト管理システムの導入を検討する際、本部への上申資料を作る段階で「具体的な数字や根拠」が必要となります。
本章では、検討時に寄せられることが多い4つの質問にお答えします。社内提案や経営層への説明の際にご活用ください。
Q1. 月額費用の相場はどのくらいか?
無料プランを提供するSaaSもありますが、自動作成機能を使う場合はスタッフ1名あたり月額200〜400円が相場です。20名規模の店舗であれば、月額4,000〜8,000円程度が目安になります。
ただし、月額だけを見て判断するのではなく、Excelによる内製化を行った場合のコストと比較することが重要です。内製コストは、【シフト作成工数(月8〜12時間)×店長の時間単価+作り直し工数+シフトの組み間違いによる人員不足や売上機会の損失】という形で算出できます。
Q2. 小規模(1店舗・20名以下)でもSaaSを入れる意味はあるか?
小規模であってもSaaSを導入する意味は十分にあります。理由は大きく分けて2つあります。
1つ目は、スタッフの勤務条件が複雑な場合、規模に関わらず手作業の限界は同じであるためです。高校生・主婦層・シニアが混在する店舗では、20名でもExcel管理は困難であることが多く、ツール導入によって業務負担の低減が期待できます。
2つ目は、小規模のうちにSaaSへ移行しておくことで、店舗数を拡大した際の移行コストが抑えられるためです。はじめから標準化された運用を作っておくことにより、将来的な負担を減らすことが可能です。
Q3. SaaSと外注、どちらが自社に合うか?
SaaSは自社で運用する仕組み、外注は他者に任せる仕組みです。判断の分かれ目は、「ルールを自社で管理し続ける意思と体制があるかどうか」です。
外注を選ぶ場合でも、ルールの言語化作業そのものは必要になります。SaaSの導入準備と外注先への共有資料は、求められる内容に共通する部分が多いことも特徴です。詳しくは「シフト作成 外注」の記事をご覧ください。
▼関連記事:シフト作成は外注すべき?|失敗しないための判断基準と選び方
Q4. 補助金や助成金は活用できるか?
2026年度から「デジタル化・AI導入補助金」(旧IT導入補助金)が開始され、SaaS型シフト管理システムも補助対象となる可能性が高い状況にあります。通常枠で最大450万円、補助率1/2〜2/3の支援内容となっています。
また、厚生労働省の「働き方改革推進支援助成金」も、勤怠・シフト管理ツールの導入に活用できる制度です。予算を理由に導入を見送る前に、これらの制度の活用可否を確認することが重要です。
▼参照:経済産業省「デジタル化・AI導入補助金 」
▼参照:厚生労働省「働き方改革推進支援助成金」
費用感や制度活用の方向性が見えてきたら、いよいよ具体的な導入計画に進んでいきます。次の章では、シフト管理ツール「はたLuck」を実際に導入した企業の事例から、ツール導入によってどのような効果が発揮されたのかをご紹介します。
【導入事例】ツール活用でシフト管理はどのように変わるか|企業事例
「機能や価格は分かったが、実際に業務負担はどの程度変わるのだろうか?」と考える方も多いのではないでしょうか。
本章では、はたLuckを導入した2社の事例を「課題→施策→変化」の流れでご紹介します。
シフト作成業務の負荷軽減と店舗内コミュニケーション改善を両立|株式会社ハブ様
英国風PUB「HUB」「82」を運営する株式会社ハブでは、シフト作成業務の負荷軽減と店舗内コミュニケーションの改善を目的に、はたLuckを導入しました。
導入前は、シフト作成・勤怠連絡・店舗運営の連絡が複数のツールに分散しており、店長の負荷が大きい状況でした。はたLuck導入後は、シフト作成と店舗内コミュニケーションを1つのアプリに集約することで、店長の業務工数が大幅に削減。シフト作成の効率化によって生まれた時間を、店舗運営の生産性向上やクルーへの還元につなげる取り組みが進んでいます。
▼関連記事:株式会社ハブ|はたLuck導入事例
400人超のシフト管理を効率化し、スタッフが「たのしい」環境を実現|株式会社東京ドーム様
東京ドームシティの施設運営を手がける株式会社東京ドームでは、ドーム場内の飲食・物販店舗を5エリアに分けて管轄しており、1エリアあたり100人単位、計400人以上のアルバイトスタッフが登録されています。
導入前は、1人の社員が5〜6店舗分のシフトをほぼ毎日作成する必要があり、シフト管理と情報共有に膨大な工数がかかっていました。以前のツールでは、メールでのシフト連絡が埋もれやすく、スタッフに情報が届かないことも課題となっていました。はたLuck導入後は、アプリ上でシフト作成・共有・連絡が一元化され、シフト管理業務の負荷とスタッフの心理的負担の両方が軽減されています。
▼関連記事:株式会社東京ドーム|はたLuck導入事例
まとめ|シフト管理システムは「選び方」で成果が変わる
シフト管理SaaSの選定で重要なポイントは3つあります。業態・規模・課題のフェーズで選定基準を分岐させること、現場スタッフの使いやすさを事前に検証すること、そしてシフトルールの言語化が定着の土台になるという視点です。
シフト管理SaaSへの投資は、店長の時間と現場の安定を取り戻すための投資です。属人化や法令対応に追われる時間を減らし、その分を接客や育成といった付加価値の高い業務に振り向けることにつながります。
はたLuckでは、サービス業の多店舗運営に特化したシフト管理機能を提供しています。シフト作成の負荷軽減と店舗運営の生産性向上を両立させたい方は、まずはお気軽に資料をダウンロードください。

店舗DXコラム編集部
HATALUCKマーケティンググループのスタッフが、記事の企画・執筆・編集を行なっています。店舗や施設を運営する方々向けにシフト作成負担の軽減やコミュニケーション改善、エンゲージメント向上を目的としたDXノウハウや業界の最新情報をお届けします。
