ExcelやGoogleスプレッドシートなど手作業でシフト表を作成する場合、多くの時間と手間がかかります。転記ミスや情報共有がしにくいといった問題も起きやすいでしょう。
シフト作成にかかる負担を減らすには、シフト作成アプリの導入が効果的です。
今回は、シフト表をアプリで作る際の課題、シフト表作成の無料・有料アプリについて解説します。無料と有料のアプリの違いについてもご紹介しますので、シフト表作成で悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
目次
シフト表をアプリで作成することで解決する課題
それでは最初に、シフト表をアプリで作成することで、どのような課題が解決されるのかを見ていきましょう。
【課題①】シフト表作成に時間と手間を取られる
ExcelやGoogleスプレッドシートを利用しての手作業で、シフト表を作成する場合の課題としてまずあげられるのは、時間と手間を取られることです。シフト表の作成手順は以下のようになるでしょう。
- 手書きのメモやチャットツール、口頭、店舗に貼り出したカレンダーに書き込むなどの方法で、スタッフからシフト希望を集める
- スタッフの希望と、ポジション・時間ごとの必要人員を考慮してシフト表の原案を作成する
- スタッフの希望通りにシフトが組めない場合には、チャットツールや電話でスタッフと個別に連絡を取って調整する
- 完成したシフト表を店舗の控室に貼り出すなどして、スタッフに伝達する
しかし、以上の手順それぞれに対して多大な時間と手間がかかります。
まず、スタッフのシフト希望を集めるのが大変です。スタッフの全員が期限までにきちんと提出してくれるとは限りません。また、出勤日数が少ないため、提出期限までに店長と顔を合わせないスタッフがいたりもするでしょう。
毎月のシフト作成のたびに、期限までにシフト希望が出ていないスタッフに提出を促すのは、時間と手間を取られるばかりでなく精神的にも負担となります。
次に、シフト表の原案を作成するのも手間がかかります。原案を作成するためにはスタッフの希望をシフト表に転記して、必要人員と照らし合わせながら人員の調整をおこないます。この作業にはどうしてもまとまった時間が必要です。通常業務の合間に時間が取れない場合には、残業したり、家に持ち帰ったりすることも多いのではないでしょうか。
さらには、スタッフの希望に添えない場合の個別の調整にもかなりの工数が必要です。特に学生スタッフが多い場合は、「年末年始やお盆は帰省でシフトに入れないスタッフが多い」「シラバスの変更で学期ごとに勤務できる時間が変わる」など、調整が難しくなるケースもあるでしょう。
シフト表作成にアプリを利用すれば、多大な時間と手間を取られるシフト表の作成を大幅に効率化してくれます。
【課題②】転記ミスがある
シフト表の原案を作成する際、スタッフのシフト希望をExcelなどの表へ転記することになります。
しかし、手書きのメモやチャットツールなどを参照しながらの転記は、時間と手間を取られるばかりか、ミスが発生するおそれもあります。何人ものスタッフの希望を転記していれば、間違いが起こるのも致し方ないといえるでしょう。
転記ミスでシフト修正が必要になれば、さらに多くの時間と手間がかかってしまいます。
シフト表作成アプリを利用すれば、スタッフそれぞれがアプリに直接、自分の希望を入力できます。転記の必要がないため、転記ミスもなくなります。
【課題③】スタッフへの伝達ミスが起こる
完成したシフト表をスタッフへ伝達する際にもミスが起こることがあります。シフト表共有のための手っ取り早い方法は、シフト表を店舗の控室などに貼り出すことです。
しかし、出勤日数が少ないスタッフなどなら、貼り出したシフト表をすぐに確認できないこともあるでしょう。また、この方法は管理者の側からしても、誰がシフト表を見たのかの確認が困難です。
シフト表を見た人がハンコを押すようにすれば、誰がシフト表を見たかの確認は一応できます。しかし、ハンコを押し忘れたスタッフへは、個別の連絡が必要となってしまいます。
シフト表作成アプリを利用すれば、スタッフは自分のスマートフォンからシフト表を確認できます。管理者へは、シフト表を誰が確認したかが一覧で表示されるため、シフトの伝達ミスは防げます。
【課題④】急な欠員が出たときの調整が大変である
シフト表が確定したあとに、急に都合が悪くなってしまったスタッフや、体調不良で欠勤するスタッフが出て、欠員が生じることがあります。その場合には、代わりに出勤できるスタッフを探すため、電話やチャットツールなどでほかのスタッフに連絡を取り、調整をしなければなりません。
しかし、代わりに出勤できるスタッフは、必ずしもすぐに見つかるわけではありません。連絡がつかないスタッフが多い、あるいは連絡は取れても都合のつくスタッフがなかなか見つからない、などで欠員が補充できないこともあるでしょう。その場合には、少ない人数で店舗を回したり、店長が代わりにシフトに入ったりが必要になることもあります。
シフト表作成アプリを利用すれば、欠員が出た場合には、欠員募集の通知をスタッフ全員にアプリから送れます。同じアプリを使用する近隣店舗にも募集をかけられ、スピーディーな欠員補充が可能です。
【課題⑤】適正なシフトを組めない
シフト表は、ただスタッフの希望日時を配分するだけでは足りません。「適正」に作成することが必要です。
適正なシフト表を作成するには、以下を考慮することがポイントとなってきます。
■スタッフのポジション把握
例えば、飲食店の場合なら、ホールスタッフが10人いても、キッチンスタッフがいなければ店舗運営はできません。それぞれの日に必要なポジションを、シフト内のスタッフでカバーできるシフトを組む必要があります。
■売上予測や予約状況に応じたシフト調整
例えば、午後から急に店が混み始めたからといって、即時にスタッフを増やせません。混雑具合はあらかじめ予測しておく必要があります。
■売上に対する人件費が適切かどうか
いくら売上が多くても、人件費が多すぎれば利益は出ません。売上と人件費のバランスは、半月などの細かいスパンで確認の必要があるでしょう。
これらを考慮しながらシフト表を作成するのは簡単ではありません。シフト表作成アプリを活用すれば、役割別や曜日別などの切り口で出勤の人数や時間を確認でき、適正なシフトを容易に作成できます。
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シフト表を作るアプリを導入するときの注意点
以上のとおり、シフト表作成における多くの課題はアプリの活用で解決できます。しかし、シフト表作成アプリを利用する際には注意も必要です。
使い方を習熟しないと効果が薄くなる
注意点としてまずあげられるのは、使い方を習熟しないと効果が薄くなることです。シフト表作成アプリには以下のようなさまざまな機能があります。機能を使いこなせばシフト表を効率的に作成できますが、そのためにはアプリの使い方をしっかり理解する必要があるのです。
また、シフト表作成アプリは使いやすいものを選ぶことも重要です。たとえ機能が豊富でも、使いにくいアプリを導入すれば、シフト管理者やスタッフの負担は重くなります。直感的に操作ができるアプリを選ぶことで、定着もスムーズに進み、導入後すぐにシフト表作成の工数を軽減することが期待できます。
社内でアプリの使い方のレクチャーが必要
シフト表作成アプリを現場へ浸透させるためには、アプリの使い方についてのスタッフへのレクチャーが必要です。スタッフのなかにはITツールの利用があまり得意でない人もいるでしょう。また、出勤頻度の低いスタッフなら、「パスワードを忘れてしまって使えない」などといったことも起こるかもしれません。
スタッフへのレクチャーは、利用開始から2~3カ月をかけ、集中的におこないましょう。導入のための専任担当者を置き、ベンダーのカスタマーサクセス部門と協力しながら、以下のような施策を実施します。
- 社内での説明会を継続的に実施する
- ツールを上手く活用している店長などの事例をヒアリングし、他店と共有する
- SVから各店長に対して働きかけをおこなう
現場への浸透に不安がある場合には、導入支援が手厚いシフト表作成アプリを選ぶこともおすすめです。
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導入コストがどのくらいかかるか
予算が限られている場合は、シフト作成アプリを導入する際のコストがどのくらいかかるか確認しておきましょう。初期費用や月額費用はかかるのか、従業員一人当たりいくらの費用がかかるのかは、アプリによって異なります。
例えば、従業員200名の会社が、1ユーザーあたりの費用が200円高いアプリを利用すると、合計4万円も多くの費用がかかります。
従業員数によって費用が変わるため、どの会社のアプリを利用すればコストを抑えられるか、確認しておきましょう。
またシンプルな機能しか使う予定がない場合は、無料プランを提供しているアプリを検討してもよいかもしれません。
シフト作成の無料アプリと有料アプリの違い
シフト作成の有料アプリであれば、シフト管理以外の機能や他のシステムとの連携機能など、無料アプリでは得られない便利さがあります。また、アプリに登録できる従業員数が異なるなど、 実務面に影響の出る部分もあります。
無料アプリと有料アプリの違いについて、ひとつずつ見ていきましょう。
自動化できる部分が少ない
無料アプリは、自動化できる部分が少ない点に注意が必要です。限られたパターンしか対応していない、細かい条件を設定しての自動化に対応していないなど、使いにくい部分もあります。
シフト作成を自動化できる無料アプリを探している場合は、事前にどこまで自動化できるのか確認しておきましょう。
シフト管理以外の機能の豊富さ
有料アプリと無料アプリでは、シフト管理以外の機能の豊富さが異なります。無料アプリで行える操作は、シフト作成やシフト配布に終始しており、シフト管理以外の機能はほとんどないケースが多いです。
たとえば、有料のシフト作成アプリによくある機能としては、勤怠管理や給与計算、データ分析、スタッフとの連絡ツールなどが挙げられます。
連絡ツールがシフト作成アプリと一体化していれば、欠員が出た場合の募集やヘルプ要請がスムーズにできます。また災害などで営業時間が急遽変わった場合にも、有料アプリであればスタッフ全員に通知できる点が便利です。
また、無料ではシフト作成や配布のみのアプリもある中、有料アプリではスタッフからシフトの提出を行えるものもあります。シフト回収には手間がかかるため、有料アプリにすることによって、その作業負担が軽減できるのであれば、利用する価値は十分にあるでしょう。
他のシステムとの連携のしやすさ
有料アプリと無料アプリの違いは、他のシステムとの連携のしやすさにもあります。
無料アプリは、勤怠管理や給与計算といった他のシステムとは連携できないものが多いです。しかし、勤怠管理や給与計算などは、シフト作成アプリと連動している方が便利でしょう。連携していれば、勤怠管理をするのみで給与計算にも反映され、経理や人事・労務の工数を削減できます。
無料のスマホアプリは、PCで本格的に作業をすることを想定しておらず、連携できる機能がない場合もあります。
アプリに登録できる従業員数
無料アプリのほとんどは、登録できる従業員数が制限されています。特に従業員数30名以上の場合は、無料アプリではシフト作成できないことが多くなっています。
スタッフが30名を超えたら、有料アプリを検討しましょう。また、無料アプリでは入力回数が制限されている場合もあります。小規模店舗のシフト作成なら無料アプリでも問題ないかもしれませんが、ある程度の規模になると有料アプリを検討した方が良いでしょう。
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サポート体制の充実度
シフト作成アプリをこれから導入する場合、導入前後のサポート体制が充実しているかも重要なポイントです。
トラブルが発生した際の対応が遅ければ、復旧に時間がかかるため、その分現場に負担を強いることになります。メールだけでなくチャットや電話でのサポートを受けられるのか、どのプランならサポートの対象になるかなどを確認しておきましょう。サポート体制についての口コミをチェックするのもおすすめです。
シフト表を作る無料アプリ8選
ここからは、シフト表を作ることができる無料アプリを紹介します。無料で使える機能や条件などについて見ていきましょう。
assift
assiftはシフトの作成からスタッフへの共有まで、スマホでできるアプリです。操作も簡単なため、初めての人でもスムーズにシフトを作成できます。
また、事前に曜日や希望のシフトパターンを設定すれば、シフト表を自動作成できます。料金は最初の10人までは無料。11~15人の場合は250円、16~20人の場合は500円というように、スタッフの人数に応じて250円ずつ加算されます。
最初の2ヶ月(翌々月末まで)は、人数にかかわらず無料のトライアルもあります。
TapShift
TapShiftは、50件までの入力ならシフトを無料で作成できる、iPhoneとiPad専用のアプリです。50件を超える場合でも、月額300円の定額料金しかかからないため、予算を抑えたい場合におすすめです。
シフト別の色分けや変則的な予定の入力、シフトの自動作成など、便利な機能も搭載されています。
完成したシフトはPDF、JPEGで保存して、スマホから共有可能です。
スマートシフト
スマートシフトは、iPhone・Androidの両方に対応したシフト作成アプリです。シフトの提出・作成・共有までアプリで完結します。
文字入力をする必要はなく、指でなぞるように簡単に希望シフトの提出ができます。さらに、カレンダーで出勤予定の従業員と勤務時間も一覧でわかる仕組みです。
店舗情報と従業員登録をすれば、すぐに利用を始められます。
シフト作成アプリ
シフト作成アプリは、広告ありで無料利用可能なAndroid専用のアプリです。
以下のように細かい設定ができるため、夜勤がある場合や、スタッフ毎に出勤できない日の条件を設定しなければならない場合に便利です。
- スタッフごとに出勤できない曜日
- 2日連続夜勤不可
- 連続勤務日数
- 翌日に割当不可
割当ルールを設定することで、一部自動でシフトを作成できます。また従業員の累計労働時間も確認できるため、働き過ぎも防止できるでしょう。
調整さん
調整さんは、完全無料で利用できる日程調整ツールです。
他社のツールとは異なり、ログイン不要で使えるので、ITツールの操作が苦手な人でも利用しやすいでしょう。
アルバイトスタッフからも評価の高いツールで、「シフトの提出がしやすくなった」「シフトの提出期限に間に合わせやすくなった」といった口コミがあります。
また、急用が入って出勤できない場合でも、パソコンやスマホから簡単にヘルプを探せます。
oplus(無料プランあり)
oplusは、2万社以上の企業が導入しているシフト・勤怠管理サービスです。料金は100ユーザーまで無料、初期費用と月額利用料はかかりません。
有料で使う場合は、プロプランが1ユーザーあたり100円、Pro+勤怠プランが1ユーザーあたり200円で利用できます。
oplusでは、条件を設定して自動作成ボタンを押せば1クリックでシフトを作成可能です。さらに、指定した曜日や日付にメッセージを送信する機能もあるので、シフト提出のリマインドも自動でできます。
シフト作成と勤怠管理の負担を減らしたい場合におすすめのツールです。
ジョブカン勤怠管理(無料プランあり)
ジョブカン勤怠管理は、初期費用・サポート費用無料で利用できるシフト作成ツールです。有料プランは200〜500円(30日間の無料トライアルあり)で、利用する機能によって変動します。1つの機能だけ使う場合は200円、他の機能も使いたい場合は1機能追加毎に100円ずつかかるので、無駄なコストは発生しません。
直感的な画面操作でシフトの申請と作成ができるほか、以下の機能にも対応しています。
- トークアプリでのシフト確認
- 対象スタッフへのシフト募集メールの送付
- 夜勤のシフトにも対応
- 人員の過不足判定
- シフトの自動作成
利用登録は1分で完了するので、すぐに30日間の無料お試しができます。
ハーモス勤怠(無料プランあり)
ハーモス勤怠は、シフト作成機能もある勤怠管理システムです。料金は30名までなら無料、31名からは一人当たり月額100円(税抜)で利用できます。
ハーモス勤怠は、従業員からの希望シフトをもとにシフトを登録できる他、以下のような機能もあります。
- シフトパターンを用いた複数登録
- タイムラインで柔軟にシフトを登録
- 勤務要請への回答をシステム上で完結できる
シフト作成のコストやリソースを抑えたい場合におすすめのツールです。
シフト表を作る有料アプリ8選
ここからは、シフト表を作る有料アプリを8つ紹介します。料金や機能面について見ていきましょう。
はたLuck
はたLuck は、店舗サービス業に特化したDXアプリです。
シフトの提出・回収・作成・共有までシフトに関する機能が豊富にあるため、業務負担を軽減できます。
また、売上や客数の予算に基づいた適正シフトが作成できるので、人員の過不足も防止可能です。
他にも連絡ノートで仕事に必要な情報の共有や報告を一元化できる、PDFや動画マニュアルにより教育コストの削減ができるなど、シフト作成以外の業務負担にもつながります。
はたLuckに興味のある方や料金について知りたい方は、ぜひお問い合わせください。
Shiftmation
Shiftmationは、人工知能が5秒でシフトを自動作成してくれるアプリです。
希望シフトはスマホで提出できて、自動で集計されます。完成したシフトは自動的にスマホへ送られるため、共有も楽です。
また、月間勤務シフトの自動作成結果をもとに、毎日の休憩や業務を自動で割り当てることもできます。
3つのプランのうち、プレミアムプランを契約すれば、ヘルプ依頼や概算人件費管理などの機能も利用可能です。
Airシフト
Airシフトは、株式会社リクルートが提供するシフト管理サービスです。
スタッフ1人あたり月額110円(税込)で利用できます。さらに、利用開始月と翌月は0円でトライアル可能です。
Airシフトでは、スタッフ用アプリ「シフトボード」からシフトを収集できます。収集したシフトを元に、ワンクリックである程度のシフトを自動作成可能です。
スタッフに自動で希望シフトの提出を促すことができる他、スタッフへのシフト調整依頼もできます。
らくしふ
らくしふは、LINEを活用したシフト管理サービスです。
LINEでのシフトの回収および共有、人件費や業務内容をもとにしたシフトの調整ができます。
また、労務管理、予実管理・人件費などの可視化や最適化などもできるため、業務のDX化もできるでしょう。
LINEでのチャット機能もあるため、普段からトークアプリを使っている人におすすめです。
ジョブカン
ジョブカンは、シフトの作成機能があるクラウド勤怠管理システムです。
直感的に操作できるので、ITツールに慣れていない人でも利用しやすいでしょう。
トークアプリで直近7日後までのシフトの確認、夜勤シフトへの対応、スタッフ間でシフトを閲覧しながら調整をするといった機能もあります。
自動作成やパターンでの作成にも対応しているので、シフト作成の業務負担を軽減できるでしょう。
30日間の無料お試しもあります。
R-Shift
R-Shiftは、店舗の実態や業種ならではの特性に合わせて開発されたシフト管理システムです。
勤務時間や休日、従業員同士の組合せといった条件も考えつつ、最適なシフトを最短1分で自動作成可能です。
また、月間シフトを100点満点で評価する機能があるので、改善点を把握しやすくなるでしょう。
全店舗のシフト状況の一元化も可能なため、多くの店舗を展開している会社でも使いやすいツールです。
なお、導入する際には初期費用(要問い合わせ)や月額費用(10万円~)がかかります。
シフオプ
シフオプは、利用ユーザー数が80,000人を突破したシフト作成・管理システムです。
初期費用は無料で、1ユーザーあたり月額300円で利用できます。
シフト作成時は、法令違反などの警告を表示するほか、人件費の自動計算などにも対応しています。
また、ヘルプ募集の一斉募集や店舗間での情報共有も可能です。
シフオプを使った企業には、ヘルプの活用で稼働率が112%上昇した事例や、シフトの管理工数が72%削減できた事例があります。
SHIFTEE
SHIFTEEは、月額200円から利用できるシフト作成ツールです。
店舗毎に労働条件と必要人数を設定したら自動でシフトを作成できるため、誰が管理者でも適正なシフトを作りやすいでしょう。
また、スキル登録をすれば、必要なスキル所持者が配置されているかを確認できます。
連続勤務や月間労働時間を超えたシフトを作成すると、警告を表示できるため、働き過ぎを防止できます。
暗号化通信によるデータ保護、バックアップも万全なため、安心して利用できるでしょう。
シフト表が作れるアプリ「はたLuck」で効率的に作成しよう
効率的にシフト表を作成できる はたLuck の機能と特徴をご紹介します。
シフトの回収から確定までを大幅に効率化できる
はたLuck を利用すれば、シフトの回収から確定までを大幅に効率化できます。スタッフはそれぞれ自分のスマートフォンを使い、はたLuck の専用アプリからシフト希望を提出できます。管理者側のツールでは、スタッフが提出したシフト希望が自動的に反映され、シフト表を効率的に作れます。
期限までにシフト希望を提出しなかったスタッフへは、アプリから自動的にリマインドが届きます。シフト希望の回収に関して、管理者がわざわざリマインドしなくても自動で完了することが可能です。
人員の適正配置を実現する
はたLuck の「適正シフト機能」を利用することで、人員の適正配置が実現できます。店別や曜日別・時間別に必要な人員を役割別に設定すれば、その条件に合致したシフトを簡単に作成できます。
適正シフト機能を使わずに、さまざまな条件に合致したシフトを管理者が手動で組むのは大変です。適正シフト機能により、適正シフトの作成が大幅に効率化するとともに、人員配置の最適化も実現できます。
固定シフトはあらかじめ登録して効率化できる
はたLuck には、固定の勤務シフトをあらかじめ登録しておける定期シフト機能があります。「固定の勤務シフトで働いている」「休みの曜日が決まっている」というスタッフのシフトを毎回入力するのはなかなか大変。先にまとめて登録しておけば、あとは他のスタッフのシフトを埋めていけばOKです。
欠員時にはアプリ上でヘルプスタッフ募集をかけられる
なかなかシフトが埋まらないときや、思わぬ欠勤が発生した際は、できる限りスピーディーにヘルプスタッフを確保したいもの。はたLuck のヘルプ募集機能を使えば、アプリ上で手軽にヘルプスタッフを募集できます。スタッフもアプリで募集を確認し、応募することができるので、ヘルプスタッフの確保がアプリ内で完結します。これまでかかっていた個別連絡の手間や時間を削減し、スムーズにヘルプスタッフを確保できるようになるでしょう。
スタッフの属性にあわせて労務アラートが出る
はたLuck には、労務アラート機能「カスタムアラート」があります。シフト作成の段階から、従業員の働きすぎを防ぐための警告機能で、スタッフの属性によってカスタムできる点が特徴です。
一般的なシフト作成アプリにおいて、労働基準法に基づき「週40時間を超えている」「1日8時間を超えている」といった労務アラートが出ることは、珍しくはありません。しかし、実際には従業員ごとに契約内容が異なるため、全員一律の労務アラートだけでは不十分であり、契約内容と合わないシフトになってしまう可能性があります。
はたLuck なら複数の労務アラートを設定可能で、従業員の属性に合わせてアラートを発動させられます。それによって、個別の契約内容に基づいたシフトを作成できるのです。
たとえば外国籍のスタッフであれば「週28時間以内」や、社会保険に加入していないスタッフであれば「週20時間以内」「月額賃金が88,000円以下」などのアラートを設定できます。一人ひとりの契約内容を覚えて個別にシフトを作るのは大変な作業ですが、アラートを設定することによって、契約内容に基づいたシフトをスムーズに作れます。
スタッフの働き過ぎを防ぐことができ、結果的に従業員が働きやすい環境を提供することにもつながります。
シフト作成アプリ「はたLuck」の導入事例
ここでは、シフト作成アプリ はたLuck を実際に導入している企業の事例を2つ紹介します。
株式会社東京ドーム様
東京ドームシティの運営を手がける株式会社東京ドームは、シフト作成・管理の負荷削減のため はたLuck を導入しました。
400人以上のアルバイトを抱え、イベント時のシフトは1人の社員が100人単位のシフトを作成しています。
シフト管理の負担軽減のため、他社のシフト管理ツールを導入したものの、シフト管理に特化しているツールだったため、シフトの作成・変更・情報共有に課題があったそうです。
はたLuck を導入後は、アプリ上でアルバイトからのシフトの回収と確定シフトの共有ができるようになったため、従来の約7割の時間でシフトを作れるようになったといいます。
加えて「お知らせ」の予約投稿機能を活用することで、情報公開忘れがなくなりました。
アルバイトからの評判も良く、トーク機能で気軽にコミュニケーションを取りやすくなったそうです。
シフト作成にかかる負担を減らすことができれば、社員・アルバイトともに働きやすくなるため、より質の高いサービスを提供できるようになるでしょう。
株式会社バンダイナムコアミューズメント:シフト管理をきっかけに導入し、多彩な機能を活用
ゲームセンターなどのエンターテイメント施設を展開する株式会社バンダイナムコアミューズメント様は、全国235店舗に はたLuck を導入しました。
はたLuck を導入するまでに複数のシフト作成アプリをテスト・比較し、その中で、はたLuck のシフト管理以外の多彩な機能に着目し、活用するようになったそうです。
それまではアナログでシフト管理を行っており、シフト作成業務が店長のリソースを圧迫していました。さらに適正なシフトであるか否かがわからないといった課題があり、シフトをデジタル化するべく、はたLuck を導入しています。
導入後は希望シフトの回収や転記作業が一切なくなり、本部からも管理状況をデータ上で見ることができるようになりました。スタッフ同士のコミュニケーション活性化や、マニュアルをデジタル化できる機能なども重宝しています。連絡ノートやチャット機能を活用することで、現場へ行かなくても情報共有ができるようになりました。
こうしたやり取りやその他の機能も、はたLuck を導入することで一元管理できるようになり、全国展開をする企業にとっては重要なポイントです。独自に行っている従業員満足度の調査でも満足度の上昇が見られ、スタッフの働きがい向上にも役立っているそうです。
今後は各店舗だけではなく、本部においても生産性向上や従業員満足度向上のために、はたLuck の活用を検討しています。
✉️株式会社バンダイナムコアミューズメントの導入事例をダウンロードする
アプリでシフト表を作って、作業の手間を省こう
ExcelやGoogleスプレッドシートを利用した手作業でシフト表を作成すると、多大な時間と手間を取られるのとともに、転記ミス・伝達ミスも起こりがちです。さらに、急な欠員が出た際も情報共有やヘルプスタッフの募集に時間と手間がかかるでしょう。
シフトを作ることができるアプリを導入すれば、シフト提出から公開までの負担を大幅に減らせるだけでなく、ヘルプ募集も容易にできるようになります。
シフト表作成アプリは、はたLuck がおすすめです。はたLuck を活用すれば、シフトの収集から確定までを大幅に効率化できるとともに、人員の適正配置を実現し、急な欠員が出たときにもスムーズに補充ができます。はたLuck を導入して、シフト表作成にともなう無駄な時間を削減しましょう。
はたLuck シフト管理機能概要資料
シンプルで使いやすいUIで、シフト申請・調整・確定・確認の全ての業務が管理可能です。他にも売上予測に基づいた適正シフトや近隣店舗と人材シェアが可能なヘルプ募集機能など豊富な機能をご用意しています。
店舗DXコラム編集部
HATALUCKマーケティンググループのスタッフが、記事の企画・執筆・編集を行なっています。店舗や施設を運営する方々向けにシフト作成負担の軽減やコミュニケーション改善、エンゲージメント向上を目的としたDXノウハウや業界の最新情報をお届けします。